タイトル 2010年夏の陣ツーリング
      〜夏休み子供スペシャルの巻〜
日時 2010年7月31日(日)
場所 清里


今年の夏もまた暑いですね。熱ーい走りをするツーリングも夏場は油温が上がってパワーダウンしてしまいそうです。ということで、クールに熱い走りのできるサマーリゾートを目指して11台でツーリングです。



談合坂SA
土曜の早朝6時。白と黒の2台が集まりました。二人して寝不足なのか、冴えない顔の朝です。寝苦しい夜が続いていますからね。たけさんは前日の深夜に参加が決まりました。預けた車が返って来ず、ほぼ諦めていたので、嬉しい誤算でした。
まずは談合坂目指して走ります。そうそう、ここのお店のお団子美味しいですよ。

早朝の首都高を軽快に走りだし、気持ちよく流していると、恐ろしい看板が見えました。
「八王子まで100分」
覚悟はしていましたが、いざ、目の当たりにすると怯みます。相談の上、急遽、下道探検隊に入隊しました。微妙に込み合う下道をストップ&ゴーの繰り返し。空気の読めないインテが車線変更しまくるも前には進まず。混んでいるときはまっすぐ走るに限りますね。

下道を迂回し、さらにまた迂回してなんとか八王子までたどりつきました。そして、腹を括って再び中央道へ。なんとか集合時間の9時には間に合いました。だちけんさんのように談合坂へは圏央道が賢明なようですね。わたぼ〜は前日の夜からここで待っていました。

初参加のQさんとクラッシャーさんを迎え、ツーリングのスタートです。Q号のブロンズのTE37には見とれてしまいました。うらやましい!クラッシャー号のシルバーの大型リアスポは初めて拝見したかもしれません。渋滞に巻き込まれていたはたけさんも無事に集合場所までたどり着きました。ツーリングの集合はだいたい一番奥の出口近くになることが多いです。ご参考まで。



中央道
談合坂を過ぎてしまえば、あとは基本的にスイスイ走れます。なぜにあそこまで混むんでしょうね。みんな富士山を目指しているんでしょうか。さて、集合場所に集まるまでで若干疲れ果ててしまった感はありますが、気を取り直して高速走行の始まりです。だちけん号を駆るのはなんと奥様でした!いつも熱い走りをされます。

この日は新生TAD号の真っ白なフラッシュライトにみなさん目を奪われました。とても鮮やかな光です。闇夜では、ウェルカムライトとしてオーナーを迎えてくれます。私は34を卒業しても来てくださる彼の心意気が大好きです。

トンネルに入れば、みなさんのLEDが眺められるのがツーリングの楽しみの一つです。この日の夜は隅田川の花火大会でしたが、早くもトンネル内で花火が打ち上げられたようです。

みなさん、阿吽の呼吸で高速走行を楽しまれていました。渋滞の疲れが吹っ飛ぶほどの気持ちよさです。

と、せっかく気持ちよく走っていたのにまたもや渋滞です。どうやら、今度は事故渋滞のようです。
事故を起こしていたのはプリウスとインサイト。なんだか今の時代を象徴する車がかわいそうな姿になっていていたたまれなかったです。

一人の渋滞は面白くありませんが、仲間との渋滞ならちっとも退屈しません。アイコンタクトでコミュニケーションをとったり、走る仲間の姿をじっくり眺めたり。あるいは今までとの変更点を探したり。あっという間に渋滞の時間が過ぎていきます。

ここを左に曲がると南アルプスなんですね。町の名前にカタカナが入っているだなんて珍しいですね。そういえば、私のケータイには地図アプリなるものがインストールされていますが、3月から利用を始めて、この山梨で訪れた県の数が30を超えました。このツーリングでは、常にGPSをオンにして県だけでなく、町の数も増やしています。街の数は350を超えました!

いつも感じることですが、やっぱり高速走行はあっという間です。短いですねぇ。距離はそれなりに長いはずなのですが。この調子なら名古屋まで軽く走れてしまいそうです。でも、GPSオンのケータイの電池はあっという間に減っていきます。

中央道は須玉インターで降りました。20km以下でゆっくりとETCゲートを抜けようとすると、真っ白なV36が颯爽と目の前を駆け抜けていきました。一緒になって走ってくれたらよかったのに。完全に置いて行かれました。



道の駅・南きよさと
全員、無事にインターを降りているか点呼をとりました。問題ないようです。須玉ってちょっと変わった名前なので、みなさん、印象に残ったみたいです。見落とさずに降りてくれました。高井戸からは141kmです。

須玉インターを降りてからは141号線、またの名は清里ラインを須玉川とともに北上します。ほとんど直線で構成された文字通りラインのような道です。

時折、後方に目を配りながら北上していきます。早すぎず、遅すぎず、副交感神経優勢のまったりとしたツーリングです。ストレスを感じると人は交感神経が働きます。そんなときは薬指以外の爪の横をよくもむと副交感神経が働いてリラックスできます。しかし、ここでは、ただ走るだけでリラックスできます。

清里ラインの道沿いには、「道の駅・南きよさと」がありました。目的地まではあとわずかですが、先を急ぐわけでもありませんので、一旦、休憩です。
ちょうど、大きな駐車場に誰も止まっていなかったので、白から黒まで色別に並べてみました。

ツーリングって、ただ走るだけでなく、こうやって自由に車を並べるのが楽しいんですよね。大きな大人のミニカーです。ちょっと小高いところから撮ってみました。これが今回のベストショットかもしれません。エステートさんが素晴らしい構図を教えてくれました。

車以外にもレンズを向けてみました。道の駅にはいろいろな植物が植えてありましたが、私はこのラベンダーが気になりました。蝶々も飛んでいて、とても和やかな所でした。

もっと時間があれば、300円であの上まで行ってみたかったです。どんな自然を体験できるのでしょうか。そういえば、ソフトクリーム大好きのクラッシャーさんが信玄ソフトを召し上がっていました。黒蜜がのっておいしそうでした。

さて、休憩もほどほどに次の目的地を目指すとします。カミカゼ号の赤いストロボが大自然の緑に映えますね。ここは、木が多いので、日陰はなんとか耐えられますが、日向は暑くてたまらないです。汗がにじみ出てきます。



萌木の村
大門ダムを右手に、さらに北上しました。徐々に気温も下がり始め、温度計は28度を指していました。窓を開けて手を出すと冷たい風が当たります。

森に囲まれていた道が開けて現れたのは今回のツーリングの目的地。そう、萌木の村です。木陰に駐車したいところですが、ツーリングではやっぱり並べて止めたいですよね。まじん号のニスモのサンシェードがへなへなになっています。吸盤は使いたくないので、もっとフィッティングのいいのを買おうかな。

こちらが萌木の村の入口です。とってもメルヘンチックな村が広がっています。詳細はこちらをごらんください。実は私自身、学生のころに何度か来たことがあります。みなさんは新鮮な気持ちだったようですが、私は懐かしい気持ちでいっぱいでした。

いくらメルヘンの街とはいえ、ここまでメルヘンチックとは。。。だちけんさんとことTADさんとこの娘さんたちは大はしゃぎでした。これはうちの子も連れてこないといけませんでしたね。きっとこの場から離れなくなります。

お昼御飯はというと、こちらのブリューパブレストラン「ROCK」でいただきました。ここのタッチダウンビールは様々なお酒の優秀な賞を受けているそうです。ソーセージとビールって、これじゃぁツーリングにならなくなりそうです。今度は泊まりできてみたいですね。

待ちに待った名物のカレーがこちら。
分厚いベーコンを2枚も載せてもらいました。これがまたジューシーでうまいのなんの!!
まさに「旨し糧」!!

おいしいカレーでお腹いっぱいになったところで、今度はしばらく森林浴です。
いつも都会の喧騒の中で過ごしてきたので、この緑はたまらなくおいしかったです。マイナスイオンを感じるってこういうことを言うんですね。ドライヤーとか、空気清浄機のマイナスイオンじゃよくわかりません。

そんな森のど真ん中に現れたのがこの不思議なメリーゴーラウンド。またまたファンタジーなメロディーで癒してくれます。不思議なのが馬たち。メリーゴーラウンドといえば、お馬がお決まりですが、なぜか、このメリーゴーラウンドには、ダチョウ、ウサギ、ブタ、シカ、いろんな動物たちがまたがれるようになっていました。期待していたんですが、残念ながら、カミカゼさんはまたがってくれなかったようです。

そんな森の中のベンチで、おじさんたちは椅子に根を生やして、他愛のない会話に身を委ねます。そして、なぜか盛り上がったのがカメラネタ。ベイサイドブルーさんを始め、みなさん、一眼が欲しいみたいです。それにしてもキスデジはどんどんコンパクトに軽くなっていきますね。私の初代はとっても重たいです。またその重厚感がいいんですけどね。

入口の方に戻ってまいりました。そこでは、お嬢さんお二人がソフトクリームを食べていました。TADさんとこの子は大人のローズソフトを食べていました。バニラが苦手だとか。
その入口の隣にあった大きな館はオルゴール館。

オルゴール館の中では、様々なオルゴールが展示されています。こちらの施設では、オルゴール作りを体験できるようです。ちなみに我が家にはXのTEARSを奏でるオルゴールがあります。家で久しぶりにねじを回してみましたが、懐かしいメロディでした。オルゴールの優しい音が心に響きました。

さて、しっかりと森林浴を堪能したところで、ツーリングの再開です。汗はもうすっかり引いてしまいましたが、アスファルトに戻るとやっぱり暑いですね。予定のあるカミカゼさんとはここでお別れです。次回はぜひフルタイム参戦してくださいね!



県立まきば公園
萌木の村を出て、次の目的地である県立まきば公園へ向かいます。その途中、清里の駅前を通りました。すると、今も変わらず、こんなメルヘンチックなバスが走っておりました。また、駅前にはいろんなお土産屋さんが並んでいました。いかにも観光地というたたずまいでした。

線路を渡り、八ヶ岳高原ラインへと入りました。ここからはどんどん高度があがっていきます。こんな緑豊かで静かな道を見ると、いつもツーリングしたいなぁと思ってしまうのですが、今日はまさに日ごろの願いがかなったわけです。

スカイラインで空に最も近い稜線を走り、次の目的地へとやってきました。遠くからその走る姿を目にしても、きっと一目でスカイラインと分かることでしょう。

あそこに見える乳牛たちも、スカイラインに気付いたことでしょう。たけ号とエステート号は乳牛の見える特等席をゲットです。さぁ、みんなであの乳牛のところまで走っていこう!

の前に、今回のツーリングで一度は食べようと思っていたソフトクリームをご注文。あそこにいた乳牛から搾った乳で作ったのでしょうか。濃厚でとってもおいしいソフトクリームでした。もう3段くらいとぐろをまいてもらってもよかったですね。

ソフトクリームを一気に舐め上げ、牧場をかけ下りました。広大な敷地には所々、黒い粒が落ちていました。

黒い粒の落とし主はきっとあの大きな木の下にいる彼らでしょう。

そう羊です。英語で言うと、Sheepです。子羊はLambですね。Black Sheepはというと、Sonata Arcticaの名曲ですね。
それにしても、こんな真夏にセーターを着ているなんて大変ですね。

ペーターと仲良しなのはこちらのヤギのユキちゃん。
デルフリ村にやってきたハイジがはじめてお友達になったのがユキちゃんでした。
ヤギはGoatです。
小さな女の子がヤギに足を踏まれて泣いていました。彼女はハイジになれなかったようです。

一方、こちらでは、車談議に花を咲かせているおじさんたちがいました。
家族連れには走りまわれて楽しい牧場も、男性陣にはちょっと物足りなかったかもしれませんね。そんなときはこうして大自然をバックに車の写真を撮ると楽しくなります。

遠近法で遊んでみるのも楽しいですね。こうしてみると、たけ号が子供のペダル式自動車みたいですね。

こちらは定番の構図。山の稜線をバックにスカイライン。いいですね。
一番奥でせっせと曇ったライトのレンズを磨いているのは、たけさん。右のレンズはサービスでピカピカにしてくれますが、左側は有料だとか。みなさんならおいくら出しますか?

車にカメラのレンズを向けていると、私も撮ってと言わんばかりにトンボがやってきました。人懐っこいトンボだったので、お望みどおり一枚撮ってあげました。

恐らく、このトンボはノシメトンボといって、赤とんぼの一種。別名、クルマトンボとも呼ばれています。通りでスカイラインが好きなわけだ。(違ったらごめんなさい)



佐久甲州街道
八ヶ岳高原ラインを再び、戻り、清里ラインへと向かいました。それにしても八ヶ岳高原ラインは気持ちの良い道でした。ここなら何度も往復してもいいなとすら思ってしまいました。走り中心のツーリングだったらきっとそうしていたことでしょう。

さて、国道141号線の清里ラインも県境を越えると長野県へと入り、佐久甲州街道へと名前を変えます。そう、ここからはもう信州なのです。気温もぐんぐん下がり、25℃!!もう、東京の35℃の世界へは戻れません。

それもそのはず。清里の隣の駅「野辺山」は、日本一標高の高いJRの駅として知られています。その標高はなんと1,345.67m!涼しいはずです。このあたりでは、気圧が低いのでパンなどの袋が膨らみます。逆に日本一深いのは私もよく使う総武線快速の馬喰町だったりします。

佐久甲州街道をゆったりと走っていると、ふいにフラッシュバックしました。この帝産ロッヂをみた瞬間、すべてを思い出しました。私が学生の頃、弓道の合宿で来ていたのがこの帝産ロッヂだったのです。懐かしすぎて思わず、急ブレーキを踏んでしまいました。一日100本弓を引いたり、体育会系の過酷な合宿で、最後には帯状疱疹になってしまいました。今思えば、いい思い出です。

帝産ロッヂを過ぎ、少し走ると、体育会系のワインディングロードがやってきました。少し右足に力を込めたところで、こともあろうか、タンクローリーに遭遇してしまいました。そこからは延々とノロノロ運転。朝早かったこともあり、みなさん、眠気との過酷な戦いでした。

結局、タンクローリーを抜いのは佐久の街中に入ってから。みなさん、しびれを切らして、2車線になるや否や、左右に展開して勢いよく走りだしました。いつもはのんびりなわたぼ〜まで先頭になって走り始めました。



佐久平SA
眠気覚ましの高速は最高でした。佐久インターから佐久平PAまでほんの2キロ程度でしたが、景色が次から次へとめまぐるしく過ぎ去っていきました。そしてやってきた佐久平PA。ここには佐久スキーガーデンパラダが併設されていました。冬はスキー。夏はカブトムシドームが楽しめるそうです。なんでも、1000匹のカブトムシが飛び交うのだとか。行っておけばよかったです。

佐久平PAを後にして現れたのがこの奇岩。見覚えがありますね。こんな角度から妙義山が見られるとは思ってもみませんでした。そして思い出すのは妙義ナイトキッズの中里毅。目の前を走っているのは丸いテールランプのスカイライン。否が応にもスイッチが入ります。



上里SA
中里が憑依していたかどうかはわかりませんが、あっという間に上里にやってきてしまいました。初参加のQ号とはたけ号。同じ白のクーペとセダンですが、ナンバーまで同じ数字でした。なんという偶然!?もう一台の白、たけ号はいつのまにやら上里をスルー。やっちゃいましたね。

こちらは安全運転3人衆(笑)。どんなにみんながペースを上げようとも、己のツーリングスタイルを貫き通します。上里では数人の仲間と夕食を楽しんで、解散となりました。どうせここまで来るのなら群馬のgaudiさんにもお声かけしたらよかったですね。

今回のツーリングで一番刺激だったのはこのベイサイドブルー号。私の中の眠れる獅子を呼び起こします。帰りの道中は気持ちよくランデブーさせていただきました。





最後に・・・
今回のツーリングは、子供の夏休みを意識した家族サービスたっぷりのツーリングでした。タイトルの夏の陣から予想される過酷さはどこへやら。やっぱり夏は避暑地に限りますね。
さて、次のツーリングは一体いつでしょう。味覚の秋か、それとも温泉の冬か!?はたまた梅の香りがする季節なのか。
頻繁に開催できるイベントではありませんので、チャンスがあれば皆さんも積極的に参加してみてくださいね。


次回のツーリングをお楽しみに!




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